プレスルーム

Press Clipping / Dec 15, 2025

ホビオン、独GEAとの協業を強化 セミナー開催

化学工業日報 / 2025年12月15日

独GEAとの協業強化

共催セミナーで錠剤連続生産技術を紹介

医薬品の開発・製造受託企業(CDMO)として60年以上の実績を持つHovione(ホビオン)。ポルトガル、米国、アイルランド、マカオの4カ所に製造拠点を構え、医薬品原料を高温気流中で瞬時に乾燥・粉末化するスプレードライ技術などの粒子工学、製剤技術を強みとする。近年は固形製剤の連続生産にも力を注ぎ、米ニュージャージーとポルトガルのリスボンの拠点で連続生産設備を稼働させている。製剤機械のグローバルリーダーである独GEAと長年の協力関係を強化し、このほど新たな連続直接打錠機「ConsiGmaCDCFlex」を共同開発した。今後も両社は提携を通じた新製品開発や連続生産技術の普及に取り組む方針だ。ホビオンとGEAは、このほど都内で錠剤連続生産セミナーを初めて共同開催し、大手製薬企業で製剤開発に携わる研究者など30人以上が参加した。ホビオン、GEAの両社は、錠剤連続生産技術における先進性や、粉末原料から錠剤を製造するまで長時間を要した従来のバッチ製造を現在の連続生産では仕様により数週間から20分程度にまで短縮できることを紹介し、医薬品の市場投入を加速する技術メリットを解説した。実際にGEAの連続生産装置を導入した製薬企業によるプロセス検証や、アカデミアの視点から見た連続生産の有用性といった講演もなされた。ホビオンは同社が技術協力しGEAが上市したConsiGmaCDCFlexも紹介した。バッチ生産と連続生産を切り替えでき、アウトプットを1㌔㌘から200㌔㌘まで調整可能。需要が高まる高薬理活性製剤にも対応しやすい装置とした。ホビオンのフィリップ・ガスパー技術担当副社長は、化学工業日報の取材に対し、「ビジネス、技術ともに両社は親和性があり、連続生産だけでなくスプレードライなど他の技術も含め、さらにコラボレーションを深めていく」方針を語った。GEAの装置をホビオンがCDMOとして使用し改善・改良のためのフィードバックを継続的に行うことで、さらに新製品の投入につなげるサイクルが構築されつつあり、この事業モデルを一層拡大する。ホビオン日本法人の京山裕賢社長は、「日本市場での錠剤連続生産技術はまだ黎明期とみており、われわれの使命は技術の普及と採用促進にある」と意気込む。ホビオンは日本を「市場規模と製薬技術・医薬品開発能力の高さがある」として重点市場の一つに位置づける。日本の製薬企業の海外進出が進むなか、グローバル拠点を強みに案件獲得を目指す。

化学工業日報 (有料会員限定)

 

Also in the Press Room

See All

  国際的CDMO日本展開強化‐原薬から実生産を同一拠点で 医薬品開発・製造において60年以上の経験を持つホビオンは、国際的なCDMO企業として、原薬、中間体、製剤を含む新規化合物に関する包括的なサービスのほか、後発品原薬の供給、経口剤、注射剤、吸入剤、局所製剤など、多様な薬物送達プラットフォームを支える先進技術を提供している。世界で2500人の従業員を擁し、欧州、米国、アジアの4拠点で総容量900m3の製造設備を有する。創業当初から日本は同社のグローバル戦略において重要な役割を果たしており、日本への輸入事業を経て、2017年に大阪に日本法人を設立した。  同社は一貫して複雑な医薬品課題に向けたソリューションを提供し、医薬品ライフサイクル全体を通してパートナーをサポートしている。経口薬の溶解性とバイオアベイラビリティを向上させる医薬品スプレードライ技術の世界的リーダーとして、20年以上評価され、連続打錠技術の先駆者としても知られている。京山裕賢氏(日本法人代表取締役社長)は「当社の高度なスプレードライ技術による非晶質固体分散体(ASD)は、科学に基づいたパートナーシップ、予測可能な性能、そして商業化への確実な道筋を求める日本のお客様から厚い信頼を得ている」と話す。  また、顧客や主要な技術パートナーと継続的にソリューションを共同開発している。最近の協業では、Zerion PharmaとのDispersome技術をはじめとするバイオアベイラビリティ・ソリューションのポートフォリオ拡大、Dragonfly Technologies(ミセルケミストリー)およびMicroinnova(フローケミストリー)との提携、GEAとの次世代連続打錠技術の導入などが挙げられる。さらに、H&T PresspartおよびIDCとの呼吸器系薬物送達における提携により、APIからデバイスまでの統合型ソリューションの提供を拡大している。ホビオンの合成糖を基盤とした無菌粒子および新規安定化添加剤の新たな技術開発も着実に進展している。  同社は、ポルトガル(リスボン)、米国(ニュージャージー)、アイルランド(コーク)、マカオに製造拠点を展開している。最近の拡張には、ニュージャージー拠点への1億ドルの投資サイクルの完了および商業規模のサイズ3のスプレードライヤー2台を備えた3万1000平方フィートの新施設が含まれる。この投資により、米国におけるスプレードライヤー生産能力は2倍以上に拡大する。並行して、ポルトガルの42ヘクタールの新施設に2億ドルの投資が進行中だ。この施設は27年に開設予定で、アイルランドではスプレードライ能力をほぼ倍増させる拡張工事が進行中である。  特に供給の信頼性と統合ソリューションが重視される日本顧客へのさらなるサポートとして、原薬、中間体、製剤を同一の拠点で同一の品質システムのもとで供給するOne-Site-Stopモデルを提供。「このアプローチは、移管リスクを最小限に抑え、スケジュールを短縮し、日本のお客様の期待に応える品質を提供する」と京山氏は述べる。  現在、世界トップ20の製薬企業のうち19社と提携し、米国FDAに毎年提出される新薬申請の最大10%あまりに協力しており、約8000万人の患者に届く医薬品に貢献している。  京山氏は、「お客様とパートナーの皆様のニーズを常に念頭に置き、高い水準と期待にシームレスに応えながら、投資、革新、そして成長を続けていく」と強調した。 薬事日報

Press Clipping

国際的CDMO日本展開強化‐原薬から実生産を同一拠点で

Mar 13, 2026